ボードゲームが初めてです、という方に良く薦めているのがこのゲーム。『ブラフ』サイコロと嘘と度胸、そして若干の確率論で構成されるゲームです。
5,6人のプレイヤー全員で合計30個ものサイコロをじゃらじゃら振ります(各自、自分のサイコロを5,6個持つ)。で、自分のサイコロの出目とまわりの空気感を頼りに、場の30個のダイスの出目を予想する。
「5が13個あります!」
サイコロの目は1~5と☆、☆はジョーカーでどの数字としても数える。つまり、これは5の目+☆の目が30個中13個以上という宣言。確率論から言えば10個が期待値。期待値を少し超えた予想ですが、まだ十分あり得そうな妥当なラインですね。
(写真なんて、自分で5個中4個も5を出しちゃってますし)
次の人は、5がもっとあると思えばもっと大きな数を、ないと思えば「ブラフ!」と宣言する。ブラフが宣言されたら各自の出目をオープンして答え合わせ、数を宣言した人とブラフを宣言した人、間違ったほうが手持ちのダイスを失う。ダイスをすべて失ったら脱落。最後の一人になるまでこれを繰り返し、最後の一人がゲームの勝者。
このゲーム、オプションルールがあり、基本とオプションでかなり違ったゲームの雰囲気が楽しめます。
オプションルールでは、サイコロの出目を宣言した後に、自分のサイコロを振りなおすことが可能!
「13個はありそう・・・でも自分で14個あるっていうのは怖い・・・」
こんな時に、自分のサイコロを振りなおすことが出来、5じゃなかった自分のサイコロを振りなおすことで「14個あります」と自信満々に宣言できる。
振り直しのない基本ルールは予想を宣言する際の表情などなどからお互いの出目を予想するじりじりしたギャンブル的な楽しみ方、振り直しありのオプションルールは「30個中20個が5です!」という宣言が現実に起こりうるTHE・ボードゲーム的な楽しみ方が味わえます。
あなたのお好みはどちら?
ちなみにデイヴィ・ジョーンズと幽霊船のクルーたちは基本ルールがお好みだったようで、振り直しなしで自分たちの刑期を賭けて遊んでましたね。